住宅ローンの繰り上げ返済って、いつ・どのくらいするのがお得なんだろう?
子供の教育費を考えると、繰り上げ返済しないで貯金しておいたほうが良かったりする・・?
とにかく一番お得で効果的な方法で繰り上げ返済をしたい!
家計を預かる主婦が本や情報サイトで調べてたどり着いた「無理せずお得に繰り上げ返済する方法」と「実際に繰り上げ返済した結果」をまとめます。
意味ある?100万貯まってないけど繰り上げ返済してみました
我が家は住宅ローンを2本抱えています。
夫が結婚前に買った一軒家(今は義母が住んでいます)と、数年前に買ったマンションです。
マンションは金利も低いし10年間は住宅ローン控除が受けられます。
一軒家のほうは購入してから20年ほど経っていてローン控除もないし金利が高め。繰り上げ返済をするなら断然一軒家のほうからですね。
今年繰り上げ返済に充てられた額は90万円。
残高が1500万円以上残っているのを考えると“たった90万円”って感じですが、実際に繰り上げ返済のシミュレーションをしたら効果はばっちりありそうです♪
文字が小さくて見にくいので、シミュレーション結果を書き出します!
↓
今回は、総返済額を減らすことを重視して期間短縮型を選びました。
ローン残高の変化
16,993,093円
↓
16,097,096円
895,997円減!
返済期間の変化
2030年3月29日
↓
2029年6月29日
9カ月短縮!
毎月返済額の変化
72,302円
↓
71,995円
307円減!
ボーナス返済額の変化
213,441円
↓
209,082円
4359円減!
90万円繰り上げ返済したことで毎月支払いを8回しなくてよくなり、ボーナス払いも1回無くなりました!
さらに毎月の支払いやボーナス払いの額も全期間安く☆
我が家の金利は1,075%なので、もっと高い金利でローンを組んでいたら繰り上げ返済の効果はより大きいですよ。
繰り上げ返済は何月に行うのがお得なのか
我が家は次の理由から繰り上げ返済を毎年1月にすると決めています。
- 冬のボーナスからお金を融通しやすい
- 年末年始はお金がかかるので、そこが落ち着いてから額を決めたい
- 1年間の家計簿を整理し生活費や教育費の見直しをしてから額を決められる
繰り上げ返済は年に1回まで‥と決まっているわけではありません。
好きなタイミングで、好きな回数行えます。(最低返済額や繰り上げ返済手数料がある場合もあり)
しかし無計画に繰り上げ返済を繰り返していると‥繰り上げ返済貧乏になる危険が(>_<)
急に夫の車が壊れてしまいました。
予想より早めの車の買い替えになり、カーローンを組むか悩みました‥。
しかし車の買い替え用にしていた貯金と繰り上げ返済用に貯めていた分を切り崩したら、カーローンを組まずに一括払いで車を買い替えることが出来たのです。
もし私が「お金が貯まり次第どんどん繰り上げ返済~♪」なんてしていたら、臨時の出費に対応できず新しく借金(ローン)を抱えてしまうところでした。
生活費や必要最低限の貯金に手を出してしまわないように、1年間生活してみて余った分を年1回まとめて繰り上げ返済するのがおすすめです。
子育てや介護に備えて繰り上げ返済をしないほうがいい場合もある
住宅ローン=借金!
早く返してしまいたい気持ちはみんな一緒です。
でも繰り上げ返済で何より大切なのは・・
家計に余裕がないうちは繰り上げ返済をしないこと。
毎月の生活費+目的のある貯金+何かあったときのためのお金には手を付けてはいけません。
その理由はひとつ。
繰り上げ返済したお金は、何があっても絶対に戻ってこないからです。
子供の教育費や親の介護費用・病気・事故・天災‥急にまとまったお金が必要になることって意外とあるんですよね。
確かに住宅ローンは借金です。毎月利息も支払わなければなりません。
でも毎月決まった額をきちんと返していれば家は自分たちのものだし、決められた支払額以上にお金を請求されることはないですよね。
近いうちにまとまったお金を使う予定があったり、教育費や介護・車や家電の買い替え用など緊急時用の貯金が不十分だったら、無理して繰り上げ返済するのは辞めましょう。
住宅ローンの負担を減らしたかったら、繰り上げ返済の前に「借り換え」の検討してみるといいですよ。
我が家も数年前に借り換えをしたら金利が1,7%から1,075%に下がり、毎月の返済額が9万→7万円台前半になりました。
借り換えで住宅ローンの金利が下げられれば、間違いなく家計の負担は減らせます。
残高が多いほうが借り換え効果が大きいので、繰り上げ返済の前にまず借り換えのシミュレーションをしてみるのもひとつです。
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