我が家では「毎年1月に住宅ローンの繰り上げ返済を100万円以上する」をルールにしています。
低金利時代だから繰り上げ返済はしないほうがいいって意見もよくみるけど、私は無理のない範囲で毎年行っています。
おととしは120万円・去年は160万円・今年は100万円繰り上げ返済を行いました。
100万円まとめて返すとどのような効果があるのか、また我が家が繰り上げ返済をする理由をまとめてみたいと思います。
繰り上げ返済は効率よく残高が減らせる
今年の1月16日、100万円を一部繰り上げ返済しました。
これが今回繰り上げ返済した時の明細です。
繰り上げ返済のメリットは、なんといっても返済額に金利がかからない点。
100万円返したら、ローン残高をほぼ100万円分減らすことができます。
ん!?
「金利がかからない!バンザーイ!」と言っておきながら、明細を見るとバッチリ利息が5241円引かれていますね。
これは返済日前の12月31日~1月16日分の利息を繰り上げ返済と一緒に支払うからなんです。
前もって半月分の利息を支払ったので、1月の引き落とし分の利息額は調整されて安くなります。
↓繰り上げ返済後の1月以降の返済額↓
ここら辺は複雑なので、詳しくはまたの機会に。
とにかく繰り上げ返済には金利がかからないよ~ということです。
毎月返済しているローンに関しては、我が家の場合7万円支払っても利息で6000円近く引かれてしまいます。
ローン残高は6万4000円しか減らないということ。
繰り上げ返済なら100万円払って99万円4759円分ローン残高が減らせるのです。
繰り上げ返済がいかに効率よく残高を減らせるのかわかりますね。
100万円繰り上げ返済すると毎月の返済額はこう変わる
100万円返済したら、単純にローン残高が100万円減るだけではありません
我が家の住宅ローンの明細を見てみてください。
ローン残高は988万8834円→889万4075円(99万4759円減)に。
毎月の返済額は1750円減。
ボーナス払いは9180円も少なくなりました。
返済期間は8ヶ月短縮。
ボーナス払いの回数も1回分減りました。
低金利時代の繰り上げ返済は損?得?
今は金利が低いから、無理して繰り上げ返済しないほうがお得!なんて話をよく聞きますよね。
確かに住宅ローン減税で還付がある期間は、繰り上げ返済を我慢したほうがお得です。
住宅ローン減税は、ローンの残高の1%が戻ってくるという仕組み。
繰り上げ返済をして残高を減らしてしまうと、還付される金額も減ってしまいます。
ここでお話しておきたいのは、我が家が毎年繰り上げ返済をしているのは2本抱えている住宅ローンのうち古いほうだけだということ。
今住んでいるマンションは、住宅ローン減税の還付を受けているのでその間繰り上げ返済はしません。
古いほうのローンに関しては既に還付期間は終わっているし、金利も1.075%と今の時代にしては高めなので大急ぎで返したいのです。
団信があるから繰り上げ返済はいらない?
これは極端な話になってしまうのですが‥
住宅ローンって団信があるので、名義人に何かあった時には支払いが免除になりますよね。
だから、どんどん繰り上げ返済するともしもの時は損になってしまうのでは‥?という声も耳にします。
何歳までローンを組んでいるかにもよりますが、団信を当てにして返済を引き延ばすのはこんな危険も潜んでいます。
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我が家の場合住宅ローンを組んでいるのは夫ですが、もし私に何かあった時にはどうなるでしょう?
夫一人で小さな子供二人の子育てをしながら働き、住宅ローンも返し続けるしかありません。
これってなかなかのリスクですよね。
我が家の場合はローンを2本も抱えているので、夫だけの収入で生活と返済と家事育児をこなしていくのはかなり厳しいです。
私が若くして倒れるというのはあり得ない話ではありません。
夫や子供たちのためにも古いローンは一刻も早く返し、住宅ローン減税の還付期間が終わったら今住んでいるマンションの繰り上げ返済も始める予定です。
「低金利だから長く借りておいたほうがお得」
この考え方もよくわかります。
でもお金が余っているような家庭でない限り、もしもの時のことを考えたら借金はなるべく減らしておきたい。
これが私が繰り上げ返済を頑張る理由です。
お金に対する考えはそれぞれの家庭で違って当たり前。
貯金して現金を手元に置いておくのも大切だと思うし、自分の家庭に合った返済計画を立てればそれでOKなのです。
いろいろなリスクを想定しつつ、家族みんなが安心して暮らせる返済計画を話し合ってみてはいかがでしょうか。
去年は160万円繰り上げ返済しました。
額が大きいともちろん効果も大きいです。
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